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雑記

Right Here Right Now

02/22, 170日目

新月を迎え、洪水の週初めからようやく穏やかな日常に戻ってきた。目の前に広がっていた湿地帯は元からそこにあったかのような湖となり、多くのマガモが佇んでいる。

まぼろしの湖

15年前の今日、クライストチャーチ地震は発生した。死者185人のうち、28人を占めている日本人、そして計115人が犠牲になったのはカンタベリーテレビのビルだ。語学学校の入っていたこのビルでは、昼休み時間に在室していた多くの留学生が犠牲となった。地震直後にビルが倒壊し、前年の地震による損傷や検査の不備が原因であったとされている。

ビル跡地には、犠牲者を追悼するためのモニュメントと公園が残されており、15年間で復興を遂げつつある街の様子を比較して投稿する人たちも多い。自分も、当時の発生時間に合わせてささやかながら黙祷を捧げた。

地割れや崖崩れなど、それ以外の被害も大きい。象徴である大聖堂は今もなお再建中だ。地震そのものを防ぐことはできないが、波及する被害への対策を講じることが非常に重要である。

今週頭にカンタベリー地方を襲った嵐は、アカロア方面の多くのエリアで非常事態宣言が発令されるほどの洪水を引き起こし、地すべりの危険が今も高まっている。何より、農地や作物がすべて浸水した農家の方々のニュースは、言葉にならない光景を映し出していた。

カンタベリー大学やニュージーランドの気象庁の分析によると、少なくとも過去30年間で最悪の洪水であり、2月17日から48時間の間だけで月間平均降水量の6倍近くの雨が襲ったとされている。体感では、北島にいた時よりも南島の方が天候のボラティリティが高く感じており、実際のデータでも海水温の上昇と、高湿度の大気循環ならびに高緯度地域での冷却によるゲリラ豪雨に近い現象が増加していると指摘されている。

一方で、住宅不足から開発の進む郊外の山間地、それに伴う森林伐採、湿地帯の減少、災害に対して脆弱性を高めるリスクのある土地利用と、相反する方向性には疑問も多い。これらの複雑な課題にどう向き合っていくか。

ロトルアで購入した"Climate Aotearoa"でも、ニュージーランドが相対的に気候変動に対して脆弱な環境にあることが示されている。要因は異なるが、これはアフリカ大陸はじめグローバルサウスに当てはまることだ。真剣に、包括的かつ実効性のあるアクションが必要な時代だ。

元首相のHelen Clark編

世界的なネットワークがあり、優れた知恵が集結し、炭素会計やTNFDなどのフレームワークも推進するだけでなく、ルールメイキングから携わる組織とつながりが持てたことは、心から喜ばしい。サードドアは、それがあると信じて、ノックし続けた先に具現化するものなんだと分かった。次はこのリソースを使って、別の風穴を開ける。

再び頭がちぎれるほど考えて、自分の納得できる答えと行動を起こしていく。その勇気が、今は溢れている。